広島5−4巨人(延長10回) 広島は九里が新井のエラーも絡んで初回に2失点。その後九里のタイムリーで1点を返す。
1点差を追いかける場面で新井の逆転スリーランホームランが飛び出して4−2としたがその直後に九里が2失点。
100球を越えると球が高めに浮く九里の悪癖がまたもや飛び出した。辛うじて同点止まりに出来ただけ。
その後は巨人の方が圧倒的に押せ押せムード。
ジャクソンがノーコンの悪癖を出してノーアウト2塁1塁でゲレーロ。ゲレーロをダブルプレーに取って2アウト3塁で長野。
あぁここで失点するのかなぁと思った所で辛うじて踏ん張って無失点。一岡は3人でピシャリと抑えて無失点。
4−4の同点で9回裏に中崎もツーシームが決まらずにカウントを不利にしての四球で2アウト満塁。
バッター長野。
ここで「今シーズンの中崎の不敗神話が終わるのか…」と覚悟した訳だがサードゴロ。
9回裏の巨人の攻撃を辛うじて凌いで延長戦。
延長10回に今日2イニング目のアダメスから四球をもぎ取って1アウト満塁で堂林。その堂林の悪癖で内野ゴロ。
1アウト満塁が2アウト満塁に変わってしまった。
堂林はな。
堂林は三振を怖がって当てに行くスイングになってしまっている。
ボールをバットで上から下へと包む様に叩いてゴロになるスイングが目立って増えている。
逆。
ボールをバットで下から上へと切り捨てる様に叩いてフライになるスイングで切り刻む様にして打って欲しい訳で。
2アウト満塁で田中。
その田中がアダメスから押し出しの四球を選んで広島に5点目がもたらされた。
……。
普通1番から6番に打順が下がるのは「降格」。しかし世の中何が幸いするのか分からない。
印象としては「降格」も、そこでもきちんと一生懸命やっていれば、こうした所で過去の歴史が幸いする事もある。
1番田中という歴史で培ってきた選球眼の良さが6番田中で発揮出来た。
10回裏はフランスアが登板するも球が高めに浮いての悪癖が飛び出して先頭の代打の陽に四球。
スピードガン表示に拘りすぎて球が高めに浮く悪癖。それと登板過多。
8月だけで何試合に登板しているのか。それだけフランスア以外の中継ぎが信用出来ないと言う事でもある訳だが。
苦しいマウンドにはなったが最後は代打の大城をレフトフライに打ち取って試合終了。
田中の押し出し四球で獲得した虎の子の1点を守りきった。
……。
ジャクソン、一岡、中崎と、それぞれの不安要素を抱えながらも巨人打線を0点に抑えた事が今日の勝利をもたらした。
以上。