2018年08月18日(土)悪夢

[ カープ悪夢の逆転負け ] 広島が横浜に逆転負けを喫した。3点リードの八回、先発野村が無死満塁の
ピンチを招くと、2番手一岡が4番筒香に逆転満塁本塁打を被弾した。さらに、宮崎、ソトにもソロを浴びた。
一岡は「準備はしていました。開き直って投げたけどこういう結果になって申し訳ないです」とざんげした。
畝投手コーチは継投の場面について「(フランスアは)3連投の中で今日は使えなかった」と説明。
「祐輔(野村)は七回に良い形で抑えてくれたので、完投は球数的に難しくても八回はね…」と
声を絞り出した。緒方監督は「横浜打線は一気の集中力で来るところがある。このスタジアムでは
特にビッグイニングに気をつけていたけど、こういう結果になったのは継投を含めて、タイミングとか
うまくいかなかったのは自分の責任です」と話した。(デイリー 2018.08.17)

そうだな。この逆転負けの最大の責任は投手交代のタイミングを間違えた緒方にある。

1:以前から指摘しているが緒方は選手を信用しすぎる傾向がある。
2:裏切られても裏切られても裏切られても選手を引っ張りすぎる傾向がある緒方の本質は基本ドM。
3:野村に長いイニングは無理。「野村は持って7回まで」。言い方は悪いが選手を「見下した」方が継投は上手く行く。
4:引っ張りすぎて自滅するなら選手を見下して「どうせ7回までしか投げられないだろ」と交代させた方が逆に上手く行く。

組織のトップを預かる者がどの様な思考で臨んでいくべきか。

1:「○○してくれるはずだ」ではなく「どうせ○○できない」とした「どうせ」理論の方が組織運用者としては理想的。
2:「○○してくれるはずだ」というプラスを求めるのではなく「どうせ○○できない(○○してくれればいい)」が理想的。

だから野村に対して8回もきちんと投げてくれるはずだ、ではなく野村の歴史を省みて
8回?(今日もピンチとか平気で作っていたし)まぁ無理だろ。と見てさっさと変えてしまう方が組織運用としては正解だった。

九州男児の緒方の依怙地。それと選手を信じすぎて采配が後手後手に回る傾向。

こうした内容が特に短期決戦での弱さ、ここぞという場面での勝負弱さに繋がってしまっている。

人としては悪くないんだがな。信用された方としてはその期待に応えなきゃと意気込むし。
その意気込みが空回りする事もあるとは言えやっぱり「信じてもらえずにさっさと交代させられる」よりは
血の通った人間の所為としては「信用してもらえる」方がありがたいに決まっている訳で。

でもそれだとダメ。

昨日の試合中継の中でデータ野球と題して今年のデータをAbemaTVで紹介していた訳だが普通に失笑する内容。

1:これまではこうでした、だからと言って「これからも」そうなるとは限らない。過去のデータはあまり役に立たない。
2:誰々投手を得意としているのは誰々選手なんですよ(笑)選手の体調や試合の状況などで有利不利は大きく変わる。

そうした状況も盛り込んだデータならまだしもそうした状況は盛り込まれておらず
ただただ機械的に「誰々投手vs誰々選手」の結果を拾い集めてきただけ。

誰々投手(絶不調)vs誰々選手(絶好調)と
誰々投手(絶好調)vs誰々選手(絶不調)とで同じ結果になるのか?そんな訳ねぇだろ。

他にもアウトカウントや対戦時のイニング、ランナーの有無や得点状況などによって有利不利なんて大きく変わる。

そうした背景をきちんと拾わずに結果の数字だけを出して何がしたいんだ?AbemaTVとかいうテロ朝の子分どもは。

……あぁ、こういう様な事を是とするから日本人は組織運用に向いていないんだなとしか言い様が無い訳で。

1:「これまでよかったからこれからもいいだろう」と考えがちな日本人。「これまで≠これから」。
2:選手の為に野球をしてファンを犠牲にするのとファンの為に野球をして選手を犠牲にするのなら後者の方がマシ。

選手を信用してどんどん行かせる選手の為の野球よりも
「どうせこの選手は(ここまではよくやってくれたけれども)ここから先は無理っぽいだろ」と判断して適宜交代する非情。
そうした非情さを発揮した方が「勝利」という結果にはより安定して結びつく事が多い。

最終的には「組織マネジメント」の善し悪しに帰結する。
最終的には「緒方の性根は組織マネジメントには実は向いていない」という話に帰結する。

緒方はモチベーターとしてはその性根は悪くないが組織を預かるトップしては不味い不味すぎる。

実際の組織運用は冷酷な他人に任せてのヘッドコーチがやはり適役なのだろうな。

日本人の性根を考えたら日本人の殆どはそもそも論としてトップの器ではない訳ですが。

以上。

2018年08月18日(土)03時11分15秒