2018年06月15日(金)失墜

[ 強盗し逃走の警部補「失踪」で懲戒免職 ] 群馬県嬬恋村の商店で5月2日、現金約1万円などが
奪われた事件で、事後強盗容疑で公開手配中の群馬県警捜査2課の警部補、宮腰大容疑者(37)に
ついて、県警は15日、失踪を理由として同日付で懲戒免職処分にした。県警監察課によると、
宮腰容疑者の失踪原因が事後強盗事件であるのは明らかであり、事件発生日の5月2日以降、
45日間に渡って失踪していることなどを考慮し、処分したという。県警が失踪で現職警察官を
懲戒処分したのは初めて。高井篤首席監察官は「県民の皆様におわび申し上げる。
非違事案が相次いでいることを重く受け止め、今後職員に対する指導教養を徹底する」と
謝罪した。県警は70〜100人体勢で宮腰容疑者が逃走したとみられる岐阜・富山方面の
捜索を続けており、15日までに延べ約3100人の捜査員を動員している。(産経 2018.6.15 19:21)

[ 群馬県警、不祥事続出で信頼失墜 ] 嬬恋村の商店で2日、現金などが奪われた事件は、
県警捜査2課の30代警部補が関与したとして強盗容疑で指名手配される事態となり、住民らの間には
衝撃と不安が広がっている。警部補の行方はいまだ不明で、逃走に使用されたとみられる車も
見つかっていない。3月から毎月のように不祥事が相次ぐ異常事態の中、県警は警部補の氏名なども
明らかにせず、信頼を著しく失墜させている。捜査関係者によると、2日午前2時25分ごろ、
強盗被害に遭った嬬恋村大笹の栃原酒店(ヤマザキYショップ)の裏口から出てきた不審な男は、
取り押さえようとした長野原署員ともみ合いになった。押し倒された署員は男の足をつかんだが、
男は靴や靴下を残して南の方角へ逃走したという。県警は現場付近に残された靴や車などから、
捜査2課所属の30代の男性警部補が関与したとみて、強盗容疑で指名手配。1キロ弱離れた民家では
軽乗用車が盗まれる事件が発生しており、警部補がこの車で逃走した可能性が高いとみている。
被害に遭った商店店主の男性は、警部補の関与が疑われることに「驚いている」とショックを受けていた。
奪われた現金などは裏口に残されており、「実質被害はなかった」(店主)という。県警では
3〜4月、現役の警察官が窃盗未遂や建造物侵入の容疑で逮捕される不祥事が相次いだ。
県警監察課は警部補の関与について「コメントできない」とし、氏名などを公表していない。
住民らの不安も広がる中、迅速な犯人逮捕と適切な対応が求められる。(産経 2018.5.8 10:25)

2018年06月15日(金)20時35分46秒