[ 大瀬良 3年ぶり完投勝利 ] 広島・大瀬良大地投手が7安打1失点の好投で、3年ぶりの完投勝利。
チームトップタイの4勝目を飾った。威力ある直球に多彩な変化球を織り交ぜ、緩急も駆使した。
立ち上がりから制球も安定。大量援護に守られながら123球を投げ抜き、「疲れはありましたけど、
点差は開いていたので、何とか最後まで投げたいと思った。ひとりひとりという意識でマウンドに
上がっていました」と汗をぬぐった。エースの野村が故障離脱し、昨季15勝の薮田も不調で2軍降格。
チーム状況は苦しいが、大瀬良が先頭に立って投手陣を引っ張っている。九回の打席に向かうと
完投を期待するファンから拍手を浴び、「大歓声の中で打席に立たせてもらい、また頑張ろうという
気持ちになった。ファンの皆様に感謝です」と頭を下げた。完投勝利は15年5月4日の巨人戦以来、
3年ぶりとなったが「もっとたくさん、最後まで投げられればいいんですけど。また頑張ります」と
喜びは控え目。ヤクルト戦8連勝の話題も「力強い打線なので一生懸命、投げています」と、
謙虚な姿勢は崩さなかった。鯉のぼりが揺れるこどもの日に、チームは3年ぶり勝利。
リーグ最速で20勝に到達した。「こどもの日ということで夢を与えられるピッチングが
できたらと思っていた。最後まで投げることができて良かったです」。
右腕の言葉に、真っ赤なスタンドから大歓声が沸き起こった。(デイリー 2018.05.05)
2015年5月4日の対巨人戦。
あの「サヨナラインフィールドフライ」の日。
光陰矢の如し。
あっという間だな。
以上。