[ 広島、衣笠さんに届ける首位奪回 ] 広島が今季初先発となった横浜左腕・今永から5回までに
7点を奪い、連敗を3でストップ。首位攻防戦に先勝して首位を奪回し、上行(じょうこう)結腸がんのため
23日に71歳で死去していたことが明らかになった球団レジェンドの衣笠祥雄氏に
4試合ぶりとなる白星を捧げた。(スポニチ 2018年4月24日 20:45)
[ 広島・中村祐太「すごい悔しい」でも「泣いてません」 ] 広島の中村祐太投手(22)が24日、
横浜4回戦(横浜)で8回1/3回を1失点に抑えて今季2勝目。プロ初完投勝利目前で
四球を連発して満塁のピンチを招き無念の降板となったが、チームの連敗を3で止め
首位奪回に大きく貢献した。中村祐は5回まで相手打線をノーヒットに抑え、
2回には2つの死球と1つの四球で1死満塁のピンチを招いたが、失点は許さず。
7点リードで迎えた6回には3連打で無死満塁とされてから併殺打で1点を失ったものの
完投ペースで試合は進んだ。だが、1失点でのプロ初完投勝利が見えてきた9回、1死走者なしから
戸柱に右前打された後で梶谷と代打・中川に連続四球を与えて満塁のピンチを招き、ここで降板。
マウンドを中崎に譲った。序盤に安部や丸の好捕などもあり、「バックの守りが良くて、
早めに援護もしてもらったので楽に投げれました」とチームメートに感謝した22歳に笑顔はなく、
表情は硬いまま。初完投勝利を逃したことを「すごい悔しいです」と振り返った。
降板後、ベンチに引き上げた際には唇をかみしめ、目を赤くし、タオルに顔をうずめた。
それでも「いえ、泣いてません」とキッパリ。「またできるように頑張ります」と
完投勝利への強い思いをのぞかせた。(スポニチ 2018年4月24日 21:09)