[ 安部 敗戦の中、気を吐く今季1号&猛打賞 ] 広島の連勝は5で止まった。敗戦の中、安部友裕
内野手(28)が3安打と今季2度目の猛打賞で気を吐いた。二回には今季1号ソロ、さらに盗塁や
セーフティーバントでも存在感を示した。チームは仕切り直し。安部のバットが再進撃への光となった。
敗戦の中でも安部の、覇気は全開だった。12日・阪神戦以来の3安打猛打賞。ロッカーからバスへの道中。
もちろん敗戦のため笑みはない。キリッと表情を引き締め「今日はセーフティー(バント)が良かったです」と
振り返った。自身がそう振り返った場面は2点を追う七回無死二塁。小笠原の初球を三塁線ギリギリに
うまく転がし、全力疾走で自身もセーフとチャンスメーク。この日自身3度目のHランプをともした。
結果的にその回は一挙5得点。一時勝ち越しとなったビッグイニングに、間違いなく大きく貢献した。
小技だけでない。1点を追う二回2死走者なし、カウント1−1から小笠原の低め直球を迷わず強振。
「覇気を出していきました。しっかり踏み込んで、うまく腕をたたみながら打つことができました。
良いポイントで振り抜けました」と一時同点ともなった右翼席への1号ソロは、納得の一打だった。
五回先頭では中前打を放つと、続く会沢の打席で4度けん制されながら3球目に盗塁成功。バットでも
足でも魅せた。前回猛打賞をマークして以降は19打数3安打。打率・158と振るわなかったが、
この日の活躍をきっかけにさらに躍動していきたいところだ。この日の3安打はいずれも左腕の小笠原。
「とにかくしっかり真っすぐから入ることを考えていきました」と安部は納得の表情を浮かべた。
迎打撃コーチも「左の時は苦しんでいたけど、違うところを見せてくれた。今日は投手への
入り方が良かった。出る出ないはその日によるけど、今度左がきた時どう対応していくか見たい」と
惜しみなく称賛の言葉を贈った。ここまで安部が主に守る三塁は、美間や西川が先発することもある。
もちろん目を向けるのは、今後全戦先発で出場していくことだ。「とにかく一戦一戦悔いのない
打席にしていきたい。結果も内容もしっかり残していきたい」。チームの連勝は5でストップしたが、
仕切り直し。安部もまだまだ光を放ち続ける。(デイリー 2018.04.21)
右投手が先発の時のスタメンサードはまぁ安部でいいだろうとは思うが左投手が先発の時にどうするか。
本当は堂林がサードを守れるのが一番いい。それでライト鈴木誠也。
ホント堂林はサードを守れるようになってくれ。それが起用の幅を広げる事になる。