2018年03月28日(水)解除

[ 児島ボートで集団食中毒の疑い ] 岡山県倉敷市のボートレース児島は28日、選手14人が体調不良を訴え、
この日から30日までのレース開催の中止、打ち切りを発表した。倉敷市保健所は集団食中毒の可能性が
あるとみて原因を調べている。児島ボートでは25日から6日間の日程でボートレースを開催していた。
異変が起きたのは27日の開催3日目の夜。レース場に隣接した宿舎で17時からの夕食後、
すぐに10数人の選手が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた。6人が病院へ救急搬送され、
うち1人の宝田亮治は入院を余儀なくされた。その後も体調不良を訴える選手が続出し、
28日朝には出場選手の半数近くに達したため、施行者の倉敷市はレースの継続は困難と判断し、
28日以降の開催の中止、打ち切りを決めた。現在は、全員が快方に向かっているという。この開催で
選手代表を務めた森秋光(48)=岡山・65期・A2=は「自分も下痢の症状は出たが、気が張っていたので
我慢できた。出場選手には申し訳ない」と話した。また、ベテラン選手の1人は「過去にこんな経験はない」と
戸惑いの表情を見せた。ボートレース選手は開催中、レースの公正、安全を確保するため、
外部との接触を断たれている。この日、宿舎には20〜50代の男性選手45人が滞在していた。
日本モーターボート競走会広報課は「近年、インフルエンザでも中止打ち切りなどはなく、
このような事例は記憶にない」と戸惑いを隠さなかった。児島ボートの矢島薫・競走執行委員長は
「ファンの皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しました。倉敷市保健所の調査報告を受け、
次開催へ向け対応して参ります」と謝罪した。28日の児島ボートでは、出場した全選手に
聞き取り調査が行われ、12時前には全選手が管理解除となった。(デイリー 2018.03.28)

2018年03月28日(水)16時12分41秒