2018年02月21日(水)印象

[ もみじ銀行×丸佳浩 「はじめてのシミュレーション」篇 ] カープの丸選手がライフプラン・シミュレーションを
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もみじ銀行と一緒に考えてみませんか?(もみじ銀行)

若干言わされている感はあるが特に不自然な印象もなくスラスラと流れている雰囲気になっているので違和感はない。

むしろ違和感があるのはこの手の「預金者に寄り添いますよ〜的な姿勢」の欺瞞。
現実的には地銀を取り巻く環境なんていうのは阿鼻叫喚に近いそれ。

1:地方銀行と第二地方銀行の違い。

基本的に取引の中心となるのは第一地方銀行とでも称するべき「地方銀行」の方が
その地域のシェア等に関する占有率は高くなる。

広島県の場合は広島銀行が「第一地銀」。もみじ銀行は「第二地銀」。

第二地銀の中では預金総額で見る規模が比較的大きいとは言えここ最近の金融業は合併合併アンド合併。
もみじ銀行は広島総合銀行(旧・広島相互銀行)とせとうち銀行(旧・呉相互銀行)が合併して出来た銀行。

そういう傾向があるので第二地銀を取り巻く環境ともみじ銀行の過去を当てはめて
「もみじ銀行も他人事ではないのでは…?」という疑心暗鬼の印象が高まってくる。

2:そもそも論として日本の銀行を取り巻く環境が厳しい。

関東で言う所の栃木銀行と比較的同程度の規模。

これをどう見るか。

栃木県の銀行

足利銀行(地方銀行)
栃木銀行(第二地方銀行)

足利銀行(めぶきフィナンシャルグループ)

めぶきフィナンシャルグループ(足利ホールディングスと常陽銀行が経営統合して誕生したグループ)

第二地方銀行よりも取引量の多い地方銀行同士の合併は既に存在している。
既に地方銀行同士の経営統合は珍しい物ではなくなっている。

地方銀行でこれなんだから第二地方銀行ではもっと厳しくなるのでは…という印象も現れる。

結論:本当に預金者に寄り添う姿勢があるのであれば経営基盤を強化してから言いましょう。

以上。

2018年02月21日(水)03時14分37秒